患者様へお願い
新型コロナウィルス感染症は重篤な肺炎を起こすため、発熱とともに息苦しさ・倦怠感が出現した場合は早急に帰国者・接触者相談センターに相談し、確定診断を付けないといけませんが、発症初期に、
①嗅覚・味覚障害 ②頭痛 ③筋肉痛・関節痛(頸部痛・腰痛という訴えも)
④咽頭痛・鼻汁といった上気道症状が、出現する場合があります。
当院の診療科である整形外科、耳鼻咽喉科に関連する症状ですが、これらの症状が出現したからといって、すぐに一般の医療機関を、連絡なしに受診するのではなく、しばらく自宅で安静に過ごし、改善しない場合、症状が強いと感じた場合は、まず地域の帰国者・接触者相談センターに相談して下さい。新型コロナウィルス感染症の診断は当院で行うことは現時点でも不可能ですし、この感染症の治療を行うこともできません。センターで案内される「帰国者・接触者外来」という機関等でのPCR検査等で新型コロナウィルス感染症でないと診断された場合は、一般医療機関にて上記症状の原因を解明し、治療を行うことが出来ます。
新型コロナウィルスに感染し、体外にウィルスを排出していても、無症状のまま治ってしまう人がいること、症状が出る人では発症前2日~発症後7日に体外へウィルスが排出され、この間に他人に移す可能性があること等が様々な研究で分かって来ました。またこのウィルスは鼻腔より口腔内に多く(約5倍)存在することも分かって来ました。無症状者を含め、会話による唾液や咳、くしゃみの飛散を防止するため、当院でも受診される方、全員にマスク着用を強くお願いしています。医院玄関前では検温・問診を行っています。感染の疑いがある方には、帰国者・接触者相談センターへ相談するようお勧めする場合があります。
待合室では、患者様同士、距離を空けて座って頂きます。待合人数が多くなっている時間帯は、自家用車内や玄関前に設置したベンチでお待ち頂く場合があります。
院内の換気は定期的に行い、手摺やドアノブの消毒を頻回に行っています。スタッフは検温等、健康に異常がないことを確認の上、業務に当たっています。上記の当院院内感染防止対策に、皆さまのご理解・ご協力をお願い致します。
新型コロナウィルス感染拡大防止を目的とする「新しい生活様式」を遂行するには、自身に感染の疑いがあれば、どんな大事な約束でもキャンセルし、自宅に留まる理性が必要です。大事な約束をドタキャンされた時には、あなたを守るために、会わないことを選択した相手の勇気に感謝しましょう。次に会った時、どんな楽しい時間を共にできるか想像して再会を待って下さい。そして何より、大切な人の回復を心から祈りましょう!
令和2年5月29日
医療法人和晃会ふじた医院